葬儀・自然葬・永代供養などに掛る費用を考える

終活、終焉を迎える、時代のニーズに合った適正価格

散骨、樹木葬、自然葬、墓石、納骨堂、永代供養など掛かる費用について感じたことを書いてみます。
私が海洋散骨と言うお仕事を行う上で当然ですが、葬儀のことや、霊園、墓地の現在の状況やご遺族様のご心情について、いろいろと調べたり勉強していく上で感じたことですが、日本では葬儀やその後に掛かる費用が凄く高額に掛かってくるんだなと改めて思いました。                             
この辺りのことは私がここで書かなくても、「そんなこと知ってるよ!」と思われる方は多数おられると思うのですが、そんな中で散骨は比較的、とても安価であると言うことと日本のお墓事情や将来に渡っても管理費や檀家としてのお付き合いも不要であり、なによりも広大な自然にかえることができるなどの理由から自然葬(散骨を含む)と言う形が近年、注目されてきました。ですが、この自然葬という形も当初はお墓を作るよりは断然に安価でしたがそれでも業者に依頼しておこなうと、当初は良いお値段しました。それでも、いろんな諸事情から散骨という形を選択される方が急激に増加したわけです。
下世話なお話になってしまいますが、最近では霊園、お寺なども増えてくる自然葬と言う形を無視できなくなり、永代供養や樹木葬、納骨堂、合同葬など新しい形や従来からもあった形の物の費用の見直しなどを打ち出してきております。このような背景から最近では、散骨などの自然葬、樹木葬、永代供養、合同葬などいろいろな人生のしめくくりの形が選択できるようになってきたことと、それに伴い選択肢が広がれば自然葬に関わる業者や寺院も増え価格競争もあり全体的に費用は下がってきております。これは私的には、当然の事であり本来の物事の適正価格に近づいたに過ぎないと思います。ですがこのような事はごく自然な事であると思います。

ここで誤解がないようにご説明させて頂きますがご先祖様や故人様を思い供養することに、掛かる費用が安くなるだけが良いと言ってるのではありません。本来、このような心理的なことや、崇拝的なことには値段で価値などつけられないことですから。極端なことを言ったら、経済的な理由から思うような供養の形をとれなくても故人さま、ご先祖様を思うと言う気持ちが大切であり、また、逆に故人様を思う気持ちから立派で盛大な葬儀を行い立派なお墓を作られるということもどちらも間違いのない供養の仕方だと思います。また、どのような選択肢を選ぼうとも故人様が本当に望んでいた形を選択させてあげることも立派な供養であると思います。

ただ、世の中は終焉や供養以外のことには物の需要と供給のバランス、そして支払をする人の満足度や経済の状況で物や物事の価値や価格がきちんと確立されてるにかかわらず最近まで最後の選択に関しては、費用などにふれることはタブーとされてきたことが、近年は自分がどうしたいか?費用はどうするか?はっきりと選べるようになってきたことは大変良いこでではないでしょうか。

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